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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2005年8月30日 サンティアゴ 中山 健

カナダ・Aquiline社、アルゼンチンの金鉱床開発でシアンを使用しない金回収法検討

 8月23日付け地元紙等によると、カナダのジュニア企業であるAquiline社は、同社がアルゼンチンRio Negro州で開発検討中のCalcatreuプロジェクトでシアンを使用しない金回収試験をオーストラリアのAusenco社に委託した。Aquiline社はRio Negro州Calcatreuプロジェクトにおいてシアンを使用して金を回収をする予定であったが、Rio Negro州は7月21日同州の鉱山におけるシアンおよび水銀の使用を禁止する法律を制定した。このため、同社は従来法での金回収が不可能となり、新たな回収方法開発をめざすものでAusenco社は、金回収試験と併せてバンカブルF/Sを2006年第1四半期までに完了する予定である。Calcatreu鉱床は、推定資源量:6.15百万t、金:3.04g/t、銀:28.1g/t、予想資源量:1.87百万t、金:2.1g/t、銀:19.4g/tである。2004年10月の概念設計によると投資額43.5百万ドルでタンクリーチングプラントの容量は2,000t/dで年間金:97,000oz、銀:580,000ozの生産を予定していた。マインライフは7年で最初4年間の生産コストは191 USドル/ozと見積もられていた。

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