ニュース・フラッシュ
2005年9月1日
シドニー
久保田博志
豪州、貿易収支改善
オーストラリアの貿易収支は、6月末四半期の貿易赤字は129億豪ドルで3月末四半期の150億豪ドルから減少し、対GDP比も12月末の7.0%から5.7%に下がっている。
主な要因として、このところの「鉱物資源ブーム」による鉱産資源の輸出が伸びたこと、特に鉄鉱石と石炭の輸出が大きく貢献したと考えられている。
Costello財務大臣は、鉱業投資はここ3年間で270億豪ドルに達し、輸出能力が上がっていることをあげ、政府による主要港湾施設の能力向上によって2005/2006年度は輸出が増加するとし、更に、鉄鉱石・石炭の契約交渉の結果、9月末四半期の貿易収支はさらに改善すると期待しているとコメントしている。
一方で、石油価格の上昇が懸念材料であるともコメントしている。
