ニュース・フラッシュ
2005年9月5日
リマ
辻本崇史
ペルー、2005年上半期の主要鉱産物生産量
エネルギー鉱山省は、2005年上半期の鉱産物生産量を発表した。ペルーにとって主力の銅の生産量が約4%減となった一方、モリブデンの生産量が50%以上の大幅増となったことが特徴的である。前者についてはSPCC社2銅山の粗鉱品位低下による減産、Tintaya銅山の約3週間に及んだ操業停止が、後者についてはモリブデン価格の高騰を背景としたSPCC社2銅山とAntamina鉱山からの増産が主因である。
主要鉱産物の鉱種別生産量は次の通り。
銅 | 481,916t | (前年同期比4.4%減) |
亜鉛 | 614,684t | (同0.7%減) |
鉛 | 153,070t | (同2.6%増) |
金 | 88,522Kg | (同0.1%増) |
銀 | 1,556t | (同3.3%増) |
錫 | 20,808t | (同4.4%増) |
モリブデン | 8,325t | (同55.3%増) |
