ニュース・フラッシュ
2005年9月5日
ジャカルタ
池田 肇
フィリピン政府鉱山開発公社(NRMDC)、2件の鉱山開発でパートナー募集
Natural Resources Mining Development Corp.(NRMDC)は1日、ミンダナオ北部、Dinagat島にあるニッケル・クロム鉱山開発プロジェクトとミンダナオ南西部、及びCompostela Nalleyにある銅・金鉱山開発プロジェクトを合弁事業で実現するためのパートナーを求めていると明らかにした。
これはNRMDCの主任地質コンサルタントのFred Trancales氏が明らかにしたもので、NRMDCがこの合弁事業に出資する方針だが、過半数出資にはこだわらないと述べている。合弁事業は2社以上で構成する方針である。
NRMDCは開発参加に関心のある企業を招いて来る26日にDinagatニッケル・クロム・プロジェクトの事前入札説明会(Bidding Conference)を開催する予定。同鉱山の総面積は1万エーカーとなっている。応札締め切りは11月14日である。既に、中国、豪州の企業が応札する方針と伝えている。同鉱山に関する地質調査レポートは2週間以内に完成する。
また、Compostela銅・金鉱山プロジェクトの説明会も2005年後半に開催する予定で、既に豪州、米国、カナダの鉱山会社が投資に関心を表明している。
NRMDCは2002年、環境・天然資源省が設立した鉱山開発公社である。
