ニュース・フラッシュ
2005年9月6日
サンティアゴ
中山 健
Escondida Norte 10月に生産開始へ
8月31日付け地元紙等によるとMinera Escondida社は、4億ドルをかけて開発を進めていたEscondida Norteプロジェクトの操業を10月に開始する予定である。同社筋の情報によると、同プロジェクトは当初の計画通り進捗しており、1か月以内に同鉱床の採掘を開始し、Los ColoradosおよびLagna Seca両選鉱プラントに鉱石を供給し始めるとのことである。
同社副社長Mauro Valdes氏は、同プロジェクトの完成度は現段階で95%に達しており、選鉱場への鉱石供給テストも実施済みで、既に1日55,000tの供給体制は確立しているとのことである。選鉱プラントへの鉱石供給量は逐次増大して行き、最終的には1日80,000tに達する見込み。
Escondida Norte鉱床の開発では、約2.5億tに昇る膨大な量の剥土が必要であったため、開発工事に24か月かかったと云われている。ちなみに、Escondida本鉱床の開発時に剥土した量は1.8億tである。
Escondida Norteは、Escondida主要鉱体の北方5km地点に位置する露天採掘プロジェクトで、2003年半ばに開発が承認された。
