2005年7月チリ銅生産実績―前年同月比12.2％減―

　チリ統計局の発表によると、2005年7月チリの銅生産量は、前年同月比12.2%減、前月比2.0%増の420,003ｔとなった。そのうち、SX-EWカソードを含む電解銅は前年同月比4.4%減、前月比5.0%増の184,796ｔ、精鉱(銅含有量)は前年同月比10.1%減、前月比2.3%増の223,679ｔである。2005年1月から7月までの累積生産量は、2,941,752ｔで前年同期比2.7%の減となっている。チリ銅委員会の発表によると、生産減となったのはCODELCO(-3.5%)、Zaldivar鉱山(-19.8%)、Los Pelambres鉱山(-8.3%)、Candelaria鉱山(-13.7%)、El Abra鉱山(-8.9%)およびCerro Colorado鉱山(-15.5%)である。一方増産したのはEscondida鉱山(0.9%)、Collahuasi鉱山(1.9%)およびEl Tesoro鉱山(7.1%)である。CODELCO Norteではモリブデン回収の重点化による影響、Zaldival鉱山ではストライキ、Cerro Colorado鉱山では地震の影響によるところが大きい。