ニュース・フラッシュ
2005年9月6日
サンティアゴ
中山 健
ENAMI 15年ぶりの高収益
8月30日付け地元紙等によると、ENAMIの執行副総裁Jaime Perez de Arce氏は8月29日の記者会見で、Ventanas製錬所をCODELCOに譲渡した後、“新生ENAMI”は健全な経営状態を維持しており、2005年は50百万ドルを越える15年ぶりの大幅な黒字を計上できる見通しであると語った。また、同副総裁は、“新生ENAMI”は下記のプロジェクトを抱えており、ここ数年は2005年同様の利益を継続できる見通しであると述べた:
・ Taltal選鉱プラントにSX-EW工場を新設し、低品位酸化鉱処理を開始する予定。これによりENAMIの年間銅生産量は20万tに増加する。またVallenar選鉱プラントにも同様の工場を新設するための承認をCOCHILCOに申請中である。
・ Paipote製錬所の増産計画、これによりPaipote製錬所の年間生産能力は7万tに上昇。
・ Cerro Negro鉱床(第Ⅲ州)、Camarones鉱床(第Ⅰ州)開発計画。
・ El Salvador鉱山をCODELCOから譲渡を受け、中規模採掘を行う計画(CODELCOが譲渡出来る法的課題を調査中)。
・ Quebrada Blanca鉱山の権益(10%)の譲渡。
