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ニュース・フラッシュ

2005年9月9日 ロンドン 嘉村 潤

Union Resources社、イランのMehdiabadプロジェクトの最近の掘削結果を発表

 Union Resources社(豪)は、9月8日、同社がイランで実施中のMehdiabad亜鉛プロジェクトについて、鉱床評価のための最近の掘削結果を発表し、この中で全ての掘削孔で亜鉛鉱床を把握するとともに、副産物として高い品位の銀も確認されたと発表した。今回の掘削は、現在実施中のバンカブルFSを進めるためのもので、亜鉛鉱床でカット・オフ亜鉛品位4%、鉛鉱床でカット・オフ鉛品位4%のベースで得られた結果を報告している。8329孔で7つの鉱化部分を捕捉、うち最良の結果として層厚17m、亜鉛品位10.3%、鉛品位3%、銀品位75g/t、8412孔で亜鉛鉱床の中に5つの鉱化部分を捕捉、うち最良の結果として層厚8m、亜鉛品位5.5%、同じ8412孔で鉛鉱床の中に3つの鉱化部分を捕捉、うち最良の結果として層厚1m、鉛品位6.3%等となっている。
 Mehdiabad亜鉛プロジェクトにおけるUnion Resources社の権益シェアは現在38%(今後の支出で65%まで増加させる予定)で、JVのパートナーはイラン政府機関のIMPASCOとイランの民間Itok社。同プロジェクトは2006年早々までにバンカブルFSを実施予定で、最近Lundin Mining社(加)がUnion Resources社株式19.9%の取得によりプロジェクトに参加、453万豪ドルがFS実施に投入されることが発表されている。2001年時点での同プロジェクトの資源量は、概測鉱物資源量で75.2百万t(亜鉛品位7.38%、鉛品位2.38%、銀品位62g/t)、予測鉱物資源量で142.7百万t(亜鉛品位7.10%、鉛品位2.32%、銀品位46g/t)カット・オフ亜鉛品位4.0%となっている。

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