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ニュース・フラッシュ

2005年9月12日 アルマティ 酒田 剛

カナダ・カザフスタン、ウランJV事業、2007年に生産開始予定

 地元各紙によれば、カナダとカザフスタンのJV事業であるInkaiプロジェクトは2007年にウラン生産を開始し、2010年までに生産能力2千t/年を達成させる計画を9月7日に明らかにした。今回、投資予定額は公表されなかったものの2006~2010年に3つの生産設備を完成させ、最終的には濃縮ウランを生産する予定。Inkaiプロジェクトは、Cameco社(加)60%、Kazatomprom社40%の権益比率で南Kazakhstan州のChu-Sarysu鉱床区で最大のChu-Sarysuウラン鉱床を対象とした鉱山開発であり、第1鉱体の可採ウラン量は国家埋蔵量委員会から35.2千tと評価されている。第2・3鉱体の鉱量に関しては資源量で200千t以上と試算されており、同委員会の承認待ちとされる。

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