アルメニアの銅生産者、2005年上半期に粗銅を41％増産

　地元紙等によれば、アルメニアの銅生産者Armenian Copper Program社(ACP)は2005年上半期に前年同期比40.7%増の粗銅を生産した。同社は、ZMMK(Zangesur Copper-Molybdenum Combine)とAgarak Mining & Milling Combineからそれぞれ25千t/年の銅精鉱を調達しているが、Drmbon銅･金鉱山(Nagorno-Karabakh共和国)を操業するBase Metals社からも2004年初から銅精鉱を受け入れることが可能となった。ACPは、2001年にAlaverdskyとTekhutskyの銅鉱床の開発ライセンスを取得しているが、後者は未だ開発に至らず地質調査の段階にある。同社の権益はVallex F. M. Establishment社(リヒテンシュタイン)が81%を所有している。2004年の粗銅生産量は9,500tであった。