ペルー、AngloGold社がペルーでの金探鉱を中断

　地元業界紙(9月5日付)等によると、産金大手のAngloGold社(南ア)の幹部は、ペルーでの金探鉱活動を中断すると発言した。
　これによると、探鉱の中断は、世界の他地域で実施中の探鉱に集中するための措置で、ペルーで最近活発化している反鉱山運動を懸念したものではなく、今後も事務所は置き、探鉱案件のプロポーザルには応ずる等、他企業とのビジネスは継続する。
　なお、同社が2002年に発見したRescatada金鉱床は、その後の探鉱により、同社が期待した大規模鉱床には至らなかったことから、2005年8月地元産金会社のAruntani社に売却(12.5百万ドル)した。その他、ジュニア企業(Bear Creek社等)と共同し実施していた探鉱案件の多くも、過去1年の間に撤退した。