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ニュース・フラッシュ

2005年9月13日 調査部 鈴木 徹

BHP Billiton社、長期にわたる中国等の消費の伸びに期待

 BHP Billiton社は、中国のGDPは2015年頃日本のGDPを上回り、2040年頃には米国のGDPも超えて世界最大になるとの予測から、銅、ニッケル、アルミ等の非鉄金属の消費増大が今後も長期間にわたって続くものと見ている。BHP Billiton社の中国向け売上高は、2002年度に3.71億ドルであったものが、2004年7月~12月の半年間で15.9億ドルとなり、3年間で約10倍の伸びとなっている。
 また、同社は日本やドイツの過去の例を引用し、資源消費の伸び率は経済成長の初期段階で最大となり、これは一人当りGDPが低いレベルから3,000ドルから8,000ドルの間に上昇する時期に相当すると指摘している。BRIC’s諸国の2003年の一人当りGDPはロシア2,987ドル、ブラジル2,758ドル、中国1,083ドル、インドが484ドル((財)世界経済情報サービス調べ)であり、今後2040年頃までにかけて、3,000ドルから8,000ドルのレベルまで上昇する見込みである。

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