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ニュース・フラッシュ

2005年9月15日 シドニー 久保田博志

豪州・AusIMM、探鉱R&Dの支出拡大を訴える

 Australian Institute of Mining and Metallurgy(AusIMM;オーストラリア採鉱冶金学会)のIan Gpuld会長は、オーストラリアが将来においても鉱床を発見したいのであれば、探査技術の調査研究のための支出を今まで以上に増やすべきであるとコメントした。
 同氏は、「オーストラリアの鉱物探査は成熟しており、地表の鉱床はほとんど探査し尽されている。将来にわたって鉱床を発見し、資源を供給し続けるには、潜頭鉱床を発見しなければならない。そのためには技術革新が必要である。」と述べている。
 さらに、「最近の鉱床探査の傾向について、「大手非鉄企業はジュニア企業の探査活動に頼り、また、ジュニア企業は独自で開発は行なわず大手企業に買収されるのを期待している傾向がある。このような傾向は大規模プロジェクトへの投資の意欲を減退させるものである。」とも述べている。
 また、「CSIRO;Commonwealth Scientific and Industrial Research Organization(連邦科学産業研究機構)は、資源探査の技術革新を先導すべき立場にあり、特に、深部ボーリングによって鉱床を発見する技術は集中的に取組むべき課題である。」との意見なども資源探査関係者からは出されている。

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