閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル レアメタル
2005年9月19日 ロンドン 嘉村 潤

LionOre社、ボツワナTatiニッケルの16%増産計画を発表

 LionOre Mining International社(加)は、9月14日、同社が85%シェアを有するボツワナTatiニッケル社の操業について、2006年から生産規模を16%増とする「Project 5 Million」という増産計画を発表した。同計画は、ニッケル年産を現在の12,500tから14,500tにするための低資本コスト計画で、鉱山の採掘レートは変更せず、鉱山のニッケルのカットオフ品位を0.25%から0.20%にすることで最適化し、鉱石処理プラントの破砕・選鉱処理プロセスのボトルネックを解消することで、鉱石処理量を年間360万tから500万tに増加させるものである。資本支出は20百万USドルと推計されている。この変更による鉱山寿命は変わらず、生産キャッシュコストは2.65ドル/lb以下と見込まれている。今後3四半期にわたって計画を実施し、2006年第2四半期からアップグレードしたプラントの処理を開始、2006年第3四半期末までには年産14,500tレベルまでもっていく予定となっている。

ページトップへ