中国・中条山有色金属集団、銅生産能力を6倍に拡大へ

　2005年中国国際銅フォーラムにおいて、中国中条山有色集団公司董事長の王樹琪氏は、2007年をめどに銅製錬能力を6倍に引上げ、2006年に国内市場で株式を公開し、一部資産の上場を目指す計画であることを公表した。
　王樹琪氏によると、同集団は現在、山西省に生産能力10万t/yとなる精錬工場を建設しており、精製銅の総生産能力は12万t/年に増加することとなり、完成後の銅製錬能力は一気に6倍になる。2005年11月にはそのうちの5万t、2006年下半期には3万tの生産能力が追加される見込み。
　同集団は、2006年に国内市場で株式の初公開を目指し、その上場する資産として、銅鉱山1か所、製錬工場2か所、精錬工場1か所を計画しているが、最終的に決定していないとし、詳細については触れなかった。また、同集団は上場後、銅製品工場を建設し、新鉱山を買収する可能性をほのめかしており、併せて2006年に買収計画を発表する見込み。