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- 鉱種:
- 銅 ベースメタル
ペルー・Cerro Verde銅山が鉱山拡張に合わせモリブデン生産を開始
地元業界紙(9月13日付)等によると、現在、一次硫化鉱を対象とした銅生産の拡張工事を実施中のCerro Verde銅山は、本拡張に合わせモリブデン生産を開始すると、同鉱山の社長が発言した。
これによると、モリブデンの生産規模は、モリブデン精鉱10t/日(モリブデン品位55%)で、年間のモリブデン生産量は約2千tとなる。
現在、拡張工事は順調に進んでおり、2006年11月に一次硫化鉱の採掘を開始し、2007年半ばまでにはフル操業に達する計画で、フル操業後の産銅量は現在の3倍の30万t規模になる。
また同社長は、2005年の同鉱山の産銅量(SX-EW)は、約10万t(2004年8.85万t)になるとの見通しを示した。
なお、現在のペルーのモリブデン生産は、SPCC社の2銅山とAntamina鉱山から生産されており、2004年の生産実績は、前者が10.7千t、後者が3.6千tであった。
