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European Nickel社、トルコÇaldagニッケルプロジェクトの可採埋蔵量が30%増加
European Nickel社(英)は、9月19日、同社のトルコÇaldagニッケルプロジェクトにおける可採埋蔵量が30%増加したと発表した。独立コンサルタントのWardell Armstrongは、Çaldagの可採埋蔵量がニッケル品位1.3%で36百万tとこれまでの推計より品位で30%、鉱石量で28%増加したことを確認、15年以上のマインライフでの合計ニッケル回収量が22.7万tから31万tへ増加することとなる。これにより、ニッケル年産も稼行年数を減らすことなく当初の15,000tから21,000tへと40%増で計画可能となり、資本コストは多少上昇するものの、大幅な操業コスト削減が可能となる。
トルコÇaldagニッケルプロジェクトは、トルコ西部Izmir近郊にあり、露天掘りで採掘可能。現在、ニッケル・ラテライト鉱石のヒープリーチング試験中で、ニッケル回収率が63%に達している。この試験プラントで得られたニッケル・コバルト水酸化物(金属品位30%)は、買取契約のアセスメントとして地金にするため、豪州、欧州、中国の精錬所に出荷されている。本プロジェクトに絡んでBHP Billiton社は、European Nickel社の株式シェアを8.9%まで取得、プロジェクトの生産物を50%引き取る権利も持っている。本プロジェクトのバンカブルFSは間もなく完了予定で、2006年初めにプラント建設開始、2007年初めに生産開始が計画されている。
