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ニュース・フラッシュ

2005年9月26日 ジャカルタ 池田 肇

フリーポート社、2005年第2四半期の生産下方修正

 Freeport-McMoran Copper & Gold社は13日、今期決算は銅、金ともに売り上げが減少すると予想した。鉱石品位が予想以上に低下していることや操業率低下が主な要因である。
 同社によると、今期の銅販売は3億4,000万lbで当初予測の3億8,000万lbに比べ10.5%減少、金は46万ozで同57万5,000ozに比べ18.3%減少する見込みである。これはGrasberg鉱山の長期経営計画の一環として露天掘り鉱山で減産を実施したことや予想以上に鉱石品位が低下したためである。また、鉱山設備の定期補修で一時的に生産休止したことも減産の要因である。
 しかし、来期は生産効率の改善や鉱石品位の高い鉱床での生産実施で行う計画で、銅生産は4億9,000万t、金は114万ozに増産する見込みである。

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