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ニュース・フラッシュ

2005年10月1日 メキシコ 権藤 浩

メキシコ、グルーポ・メヒコ社が航空会社購入の動き

 地元一般紙(9月17日付)等によると、グルーポ・メヒコ(GM)社は、インフラ・運輸分野の事業拡大戦略の一環として、2005年末に民営化されるメキシコ2大航空会社のうち1社の権益取得のため、国際入札への応札を真剣に検討していると報じた。
 メキシコの大小の航空会社は、数年前の世界的な航空産業危機の煽りを受けた際にメキシコ政府に国有化され、その後メヒカーナ社とアエロ・メヒコ社の2グループに集約化され、2005年11月21日予定の国際入札を経て、全て民営化される。
 GM社フアン・レボジェード国際担当副社長は、同社のインフラ・運輸分野の能力・活動拡大の選択肢を分析すると、メキシコ国内での航空、港湾及び3つの鉄道基地建設事業に到達したと述べる。
 国際入札での2グループの売却評価額は、メヒカーナ社グループ703百万ドル、アエロ・メヒコ社グループ609百万ドルと見込まれ、GM社の現資金での権益取得は可能としている。

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