ニュース・フラッシュ
2005年10月3日
リマ
辻本崇史
ボリビア、San Cristobal鉱山の操業開始は2007年4月を予定
世界規模の銀鉱床であるSan Cristobal鉱床(銀・亜鉛・鉛)の開発工事は2005年年初にスタートし、その後順調に進んでいるが、地元業界紙(9月28日付)等によると、本開発を進めるApex Silver鉱山社(米)の社長は、操業開始予定時期は、当初計画の2007年下期より早まり、2007年4月の予定と発言した。
本件に係り、現地の雇用状況等に言及し、雇用者の95%はボリビア人で、開発工事期間中の雇用者数(ピーク時)は2,500人、操業移行後は450人とした。また、開発対象地域の村民約90家族は、村の墓地、教会等と共に約10Km南に移転を終了し、インフラ整備(水道、通信等)も行い、村民と良好な関係にある点を強調した。
なお、本プロジェクトの開発投資額は585百万ドル、生産規模(当初5年間)は銀22.3百万oz/年(直接生産コスト 1.31ドル/oz)、亜鉛18.3万t/年、鉛8.5万t/年、山命は16年を予定している。
