閉じる

ニュース・フラッシュ

2005年10月4日 サンティアゴ 中山 健

チリ・アルゼンチン鉱業統合条約に基づく2番目のプロトコール11月に署名

 チリ鉱業省によると、両国政府はチリ第Ⅴ州とアルゼンティンSan Juan州に跨るVicuna プロジェクトとAmo Andresプロジェクト促進のため二国間鉱業統合条約に基づく個別プロトコールの準備を進めており、11月には署名されるも見込みである。このプロトコールにより両国に跨る案件は、税金、関税、出入国等通関手続きが一体化簡素化されることになる。このプロトコールは2004年同じくSan Juan州と第Ⅴ州に跨るBarick Gold社のPascua Lama鉱山建設に伴う法的規制に関するプロトコールに続く2番目の個別プロトコールとなる。
 Vicuna プロジェクトはカナダのジュニアカンパニーのアルゼンティン子会社であるDeprominsaが所有しており、現在石油天然ガス・金属鉱物資源機構と共同でポーフィリー銅・金鉱床探鉱を実施している。一方Amo Andresプロジェクトは、Rio Tintoが所有しており、ポーフィリー銅・モリブデン鉱床を探鉱している。
 またチリ国境近くのアルゼンチン側にあるFalconbridge社のEl Pachon ポーフィリー銅・モリブデン鉱床開発・操業に関するプロトコールも検討されている。

ページトップへ