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- 鉱種:
- 銅 ベースメタル
メキシコ、ピエドラス・ベルデス銅鉱山の村落移転完了
トロントに本社を置くフロンテラ(Frontera Copper)社HP(10月5日付)等によると、同社は、ピエドラス・ベルデス銅露天掘鉱山の開発に当り、当鉱区のエヒード(共有地)を、同鉱山から約6km南の新ピエドラス・ベルデス村へ移転する手続きを完了したと発表した。
ピエドラス・ベルデス鉱山は、メキシコ・ソノラ州都エルモシージョ南方340km、歴史的な鉱山町アラモスを経て、北方21km、西シエラマドレ外縁に位置し、鉄道、電力及び水源等の工業インフラに恵まれている。
迅速かつ問題なく完了した同村移転に関する費用は、住居移転費用、道路建設、電力・水供給、下水整備、学校・医療センター建設で約100万ドルである。主な内訳は、移転元家屋買収36万ドル、移転先家屋と村落インフラ整備を合せて64万ドル。村民は、49世帯が新ピエドラス・ベルデス村へ移転し、34世帯が同村以外へ移転を行う。
この移転完了に伴い、同社は、2005年10月20日から鉱山建設を始め、2006年下期から生産開始予定。同鉱山は、可採銅量42.7万t、平均銅品位0.36%、産銅量はLMEのA級カソードで3.2万t/年、可採年数18年を期待している。
