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グアテマラ鉱業副大臣、フェニックス・フェロニッケル開発計画で政府・地元住民が同意と談話
業界情報(10月4日付)等によると、グアテマラのホルヘ・ガルシア鉱業副大臣談話として、バンクーバーに本社を置くスカイ(Skye Resources)社が保有するフェニックス・フェロニッケル・プロジェクト鉱山開発計画について、グアテマラ政府、イサバル州の農民とインディオによるグループが同意したと報じた。
同鉱業副大臣によると、我々が同プロジェクト地域を訪問した際、市長を初め地元住民の誰もが同鉱山開発に反対しなかった。また、メディア情報で野党第1党に指揮されているQ’eqchi監視グループとの話合いでは、鉱山開発時の環境規制遵守、地域コミュニティの居住する土地の権利が確保されれば、監視グループは鉱山開発に反対しないと回答を得たという。ただし、数週間後に解決を期待するスカイ社と地域コミュニティとの土地境界紛争問題が残っているともいう。
同プロジェクトは、グアテマラ市北東約170km、イサバル湖周辺に位置し、カナダのスカイ社が探鉱を実施している。これまで、グアテマラ農民・労働者組合(FTCC)と地方マヤ共同体代表グループは、グアテマラ政府が事前調査なしに同プロジェクト探鉱許可を発出したこと、探鉱事業が地元住民の居住地域で実施された場合に森林破壊、水質汚染及び土地所有権侵害の可能性があるとして、地域コミュニティとの事前協議を保証する国際労働機関(ILO)169協定に基づき告訴した。スカイ社は、地元住民や開発阻止グループとの間で精力的な話合いを進めている。
