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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2005年10月12日 ロンドン 高橋健一

ザンビア・Konkola銅鉱山賃金闘争、終結に向け話し合いの場へ

 Dow Jones他報道各社の報道によれば、ザンビア最大の銅鉱山であるKonkola銅鉱山において長期に及んでいた労働者賃金闘争は、ようやく終結の方向へ動き出した。報道内容によれば、労使両者は10月10日に会合を持ち、合意可能な賃上額算定のための合同委員会を設置することで合意し、同委員会は来週に開催される予定である、と労働組合幹部が語ったとしている。同鉱山の賃金闘争は、労働者側の100%の賃上げに対し、鉱山側の回答は30%と大きな隔たりがあったが、労働者側は、今回設置されることとなった合同委員会の決定を受け入れるものとしている。この賃金闘争は2005年6月から始まっており、7月には9日間のストライキに及び、7,500tの銅生産に影響を与えたと言われ、また、9月にも労働者側のストライキ通告がなされたが、鉱山側が今回の話し合いに応じることで、回避されていた。

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