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西豪州のアルミニウム製錬所拡張、コスト高で延期
地元紙等によると、米国のアルミニウム会社のAlcoa社とオーストラリアのJ/VパートナーであるAlumina社は、Wagerupアルミナ製錬所の15億ドルの拡張計画を延期した。
Alcoa会長のAlain Belda氏は西オーストラリアでの現在の建設ブームが終わるまで延期すると述べた。工事開始日は設備費と労務費の動向によって決定されるとのことである。Wagerupアルミナ製錬所は、生産能力を260万t/年tから470万t/年への拡張とが計画されている。
一方、Pinjarraアルミナ製錬所の拡張プロジェクトは、2005年末には終了する見込み。生産能力を60万t/年t増やして420万t/年に引き上げる。
Wagerupアルミナ製錬所の拡張計画延期の決定は、BHP Billitonの西オーストラリアのRavenstorpeニッケル鉱山の開発とクイーンズランドのYabulaニッケル製錬所の拡張コストが28%増加するというニュースに影響されていると見られる。
Alcoa社は、第3四半期の収益予測がウオールストリートの予測より、39%少ないと見込んでいたが、実際の収益はそれほど悪くなく、販売の増加がコスト高を相殺し、純益は、わずかに上昇している。
