ザンビア・銅鉱山への燃料供給源であった製油所が操業再開へ

　Reuters他の報道によれば、ザンビア唯一の製油所であるIndeni製油所が10月13日に再開された模様。同製油所はメンテナンスに必要なナフサの不足により約4週間前から稼動が停止され、ザンビア国内の燃料不足を招いていた。このため、ザンビア国内の各鉱山への燃料供給に障害が生じ、Konkola銅鉱山のNkana製錬所は通常稼動時の約半分の300t/日に減産、Mopani銅鉱山のMufulira製錬所に至っては操業を停止するなど、ザンビア国内の銅生産に大きく影響を及ぼしていた。今回は、ケニアからナフサを調達したことにより、製油所の再開が可能となった模様で、エネルギー省関係者によれば、銅の生産にこれ以上の影響を与えずに、早急に鉱山が通常操業に復帰できるよう、円滑な燃料供給の方策を検討中であるとしている。また、同製油所は、コンゴ民主共和国東部地域の銅鉱山への燃料供給源にもなっていたが、これらの鉱山への燃料供給再開の見通しについては、現時点で不透明としている。