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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2005年10月18日 サンティアゴ 中山 健

Barrick Gold社、Pascua Lama金鉱床開発環境影響調査に対する回答書提出4度目の延期

 10月3日付け地元紙等によると、Barrick Gold社は、チリ第Ⅲ州に位置するPascua Lama金鉱床開発プロジェクトの環境影響調査に対する質問状への回答提出期限を11月11日まで再度延長して欲しい旨申請した。Barrick Gold社は、同社が作成した第2回目の環境影響調査書に対してCOREMA(州環境委員会)が出した質問状への回答書を10月14日までに提出しなければならないことになっていた。当初の計画では、2005年中にCONAMA(チリ国家環境委員会)の承認を得、2006年に鉱山開発を開始する予定であったが、今回の延期申請は、2004年12月に最初の環境影響調査書を提出して以来4度目の延期申請となった。
 Barrick Gold社は、「Huasco川監視委員会との話し合いを深めて行きたい。また、独立した第三者調査機関に更に詳細な調査・分析を依頼しており、もう少し時間が必要だ」とのみコメントしている。なお、Barrick Gold社はHuasco川監視委員会と一度協定書を締結し、60百万ドルを支払うことを約束している。

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