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中国冶金建設集団、PNGのNi/Coプロジェクトの権益85%確保へ
安泰科によれば、中国冶金建設集団はPNGのRamuニッケル・コバルトプロジェクトへの投資額を増額し、85%の権益を保有することになるだろうと報じた。
2005年10月に、中国冶金建設集団はPNG首都のポート・モレスビーでHighlands Pacific社と協力協議を締結し、合資会社を設立してRamuニッケル・コバルト開発プロジェクトを具体的に進めるとしている。
Ramuニッケル・コバルト開発プロジェクトは2005年4月にMineral Resources Development社(パプアニューギニア政府所有企業)、豪Highlands Pacific社と共同でNi-Co 開発プロジェクトに調印していた。T/C(The Term of The Contract)によれば、Ramuニッケル・コバルト開発プロジェクトの権益割合は冶金建設集団85%、豪Highlands Pacific社8.5%、Mineral Resources Development社6.5%となっている。ただ、冶金建設集団は開発のために準備作業、F/S、施設の建設及びプロジェクトの資金手当の責任を負うこととなっていた。特に問題となっていた資金手当については白紙の状況であったが、2005年7月には中国輸出入銀行が中国冶金建設集団公司と20億ドルでの資金支援を決定し、その一部が本Ramuニッケル・コバルトプロジェクトに回されることとなった模様である。
Ramuニッケル・コバルトプロジェクトは、ニッケル3.3万t/年、コバルト3,200t/年を生産する予定。中国冶金建設集団はRamuプロジェクトにおける全てのニッケル・コバルト産品を確保する見込みとしている。
