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ニュース・フラッシュ

2005年10月19日 メキシコ 権藤 浩

カナダ・エンデバー社、メキシコ・エル・ポルベニール鉱区のリース権取得

 バンクーバーに本社を置くエンデバー(Endeavour Silver)社HP(10月14日付)等によると、同社は、メキシコ・ドゥランゴ州グアナセビ鉱床帯にあるエル・ポルベニール鉱区(15ha)のリース権を取得したと発表した。
 同鉱区は、エンデバー社が100%権益を保有するサンタ・クルス鉱区内北東の現在採掘中の北エル・ポルベニール地区に隣接し、強い粘土変質を受けた石英脈のサンタ・クルス鉱脈延長上1.5kmに位置し、ミネラ・タヤウア(Minera Tayahua: MT)社が100%権益保有する。
 エンデバー社Godfery Wolton社長は、同鉱区のリース権取得は、2006年の埋蔵鉱量と採掘量を増加させる重要なステップ。最終到達点は、2005年末までに小規模生産を目指し同鉱区の探鉱・開発を極力早急に終え、2006年末時点では北エル・ポルベニール地区と同採掘量300t/日に拡張するという。
 MT社とのリース内容は、期間5年間で更に5年間延長可能、四半期毎の採掘鉱石量は9,000t~27,000t、精錬ロイヤルティ3%支払、探鉱・開発・採掘のリース料として四半期毎10万ドル以上、1年以内に50万ドル以上を支払う。また、第3者賠償責任保険として75万ドル負担することに合意した。
 エンデバー社は、グアナセビ鉱床帯において、2005年8月末の第2四半期会計年度では、前年同期比144%増の銀8tを産出している。

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