豪州・Equinox Minerals、ザンビア・LumwanaプロジェクトのFS結果を発表

10月20日、豪パースとトロントを拠点とし、TSXに上場するEquinox Mineralsは100%権益を保有するザンビアLumwana銅プロジェクトのFS結果を発表した。豪Golder Associates社による鉱量見積もりは、カットオフ銅品位0.2%で、確認鉱量2億6,940万t、銅品位0.83%。このほか予測鉱量として6億3,180万t、銅品位0.64%が存在。確認鉱量の銅鉱には微量のコバルト(200ppm)、金(0.02g/t)が含まれる。また銅鉱床の近傍には別途独立したウラン鉱床が存在しており(950万t、品位U3O8: 0.093%)、操業に当たっては、銅鉱の採掘と共にウラン鉱が採掘され、ウラン鉱は別途貯鉱される計画。これにより銅精鉱への汚染が防げられる。　設計は露天採掘で、浮選による精鉱生産。初期資本投資は807百万USドルで、生産期間17年、年間粗鉱処理量2,000万t、当初5年間は地金ベースにて年間銅18万8,000tを含む精鉱を生産、のち銅量15万tの生産に移行する計画である。採掘コストは当初5年間は63セント/ポンド、のち70セント/ポンド。銅価1USドル/ポンドの仮定の下、ペイバック期間は4.6年、内部収益率は10.3%という。元権益オーナーのPhelps Dodge社は1%NSRロイヤルティを保有。　今後、同社がオペレータとして開発。同国政府から既に開発計画は認可済み。現在プロジェクトファイナンスシンジケートとの調整途上にあるが、2005年第4四半期より工事着手、2006年第1四半期までにファイナンスを確定させる見通しである。