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ニュース・フラッシュ

2005年10月24日 ジャカルタ 池田 肇

タイ・カッパーフル操業再開へ

 タイの銅地金プロデユーサー、Thai Copper Industries Public社(TCI)のWanlop Kunanukornkul社長は14日、11月半ばからRayong製錬所でフル操業を再開させると言明した。
 同製錬所は7月に事故が発生し、減産操業を続けており、2005年の銅地金生産は4万t減産する見込みである。同製錬所の生産能力は16万5,000tだが、現在の操業率は75%に留まっている。
 関係筋は、11月フル操業再開は楽観過ぎると見ており、フル操業再開はさらに遅れる可能性があると見ている。
 丸紅がTCIの生産する銅地金の独占輸出権を保有しているが、TCIの減産に伴い、顧客向けに出荷を他で調達して代替出荷を実施中である。
 TCIは7月の事故原因を明らかにしていないが、爆発事故を起こした模様で、一時は操業を全面ストップさせていた。

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