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ニュース・フラッシュ

2005年10月28日 シドニー 久保田博志

BHP Billiton社、7~9月四半期報告を発表

 BHP Billiton社(本社メルボルン/ロンドン)は、10月27日、2005年7~9月四半期報告を発表したが、業績は一長一短の結果となった。
 同社によると、鉄鉱石はPilbara地区(西オーストラリア州)の生産が豪雨と鉄道のトラブルによる輸送障害の影響を受け、石炭もHay Point石炭ターミナル(クィーンズランド州)の拡張工事の影響でそれぞれ積出し量が減少、Yabaluニッケル・プラント(クィーンズランド州)でも生産に遅れが生じている。また、チリ通貨ペソ高によるEscondida鉱山の生産コストの上昇及びSpence鉱山の開発コストの上昇(900百万豪ドル)となっている。
 四半期報告では、これら生産の伸び悩みをWMC社買収によって取得したニッケル及び銅資産のNickel WestとOlympic Dam鉱山がカバーしていると報告している。

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