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ニュース・フラッシュ

2005年10月30日 メキシコ 権藤 浩

ペニョーレス社、2005年第3四半期の純益25%増24.8百万ドル

 業界情報(10月28日付)等によると、メキシコ・ペニョーレス社の2005年第3四半期の純益は、前年同期比15%増24.8百万ドル、売上高は、前年同期比25%増468.3百万ドルと報じた。
 今期の増収益の主因は、鉛価格の下落、エネルギーコストの上昇及びペソ高の為替差損等のマイナス要因にも拘らず、亜鉛、金及び銀等の非鉄金属価格高騰、金、銀、鉛、亜鉛及び硫酸マグネシウムの生産・販売量増加による。また、金の生産量増加はエラドゥーラ露天掘鉱山の効率改善、銀の増加はフレスニージョ鉱山の増産、鉛の増加はフランシスコ・I・マデーロ及びシエネガ鉱山の鉱石品位上昇と選鉱回収率向上によるという。
 今期の主要非鉄金属生産量は、金2.9t(前年同期比72%増)、銀706.5t(同15%増)、鉛34,910t(同11%増)、亜鉛62,446t(同0.7%増)と全主要非鉄金属で増加した。なお、産銅年産量55,000tを計画しているミルピージャス坑内掘鉱山は、現在は試験操業中であり、2006年第1四半期から本格操業を開始予定である。

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