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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル レアメタル
2005年10月31日 ジャカルタ 池田 肇

Antam、フェロニッケル販売好調

 地元紙等によると、インドネシアの国営鉱山会社(PT Aneka Tambang:Antam)は20日、フェロニッケル需要が好調なため、2006年の同生産は2万2,000tを計画、売上は2億9,000万USドルと大幅に増加する見込みを明らかにした。同社は現在、フェロニッケル第3製錬所の建設を進めており、2006年3月から商業生産を開始して増産する計画である。2005年のフェロニッケル生産は7,400tの見込みで、2006年は大幅増産が見込まれている。
 同社は2006年の平均ニッケル相場をlb当たり6USドル、フェロニッケルの売上は2億9,000万USドルと予想している。2005年の同相場は平均7USドルで、その結果、売上は1億1,400万USドルとなる見込みで、それに比べ2006年は2倍以上の増収となる見込みである。さらに同社は、2006年のニッケル相場が6USドルを下回っても十分な利益が上げられると見ている。
 Antam全体の2005年上半期の売上は13兆1,000億インドネシア・ルピアで前年同期の12億9,000万ルピアに比べ1.5%の増収だった。フェロニッケル生産は第2製錬所(Fe Ni Ⅱ)の補修を実施したため2,305tで前年同期比23%減産した。

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