グアテマラ・マーリン金銀鉱山、米グラミス社が操業開始

　米ネバダに本社を置くグラミス(Glamis Gold)社HP(11月1日付)等によると、同社が100%権益保有する、グアテマラ市西方200km、サン・マルコス州に位置するマーリン金銀鉱山の採掘を開始したと発表した。
　同社によると、マーリン鉱山は露天掘と坑内掘を行う計画であるが、10月半ばに中米に襲来したハリケーンによる道路被害等を克服し、現在は露天掘鉱区から小規模に操業を開始し、2005年第4四半期から商業生産を予定する。2005年産金量は567kg、2006年生産量は金7t、銀85tを見込む。また、坑内掘鉱区は2006年半ばの採掘開始を計画している。
　なお、グラミス社全体として、2005年第3四半期は、産金量2.6t(前年同期比86%増)、平均キャッシュコスト233ドル/oz(同14%増)、純益1.6百万ドル(同43%減)。また、2005年通年では、産金量12t、平均キャッシュコスト190～200ドル/ozを期待する。