ニュース・フラッシュ
2005年11月7日
メキシコ
権藤 浩
グルーポ・メヒコ社2005年第3四半期の純益275百万ドル
グルーポ・メヒコ(GM)社HP(10月28日付)によると、同社2005年第3四半期(7~9月)は、銅、モリブデン等の非鉄金属価格の高騰により、純益が前年同期比102%増の275.6百万ドル、売上高が前年同期比23%増の1,255.7百万ドルを記録した。ただし、同社は2005年8月9日に米破産法を申請し米裁判所の管轄下となったアサルコ社分の減少により、売上高は、同年第2四半期1,303百万ドルから4%減少した。
純負債は、総額17.75億ドルから現預金9.96億ドルを引いた純負債7.79億ドルとなり、2004年末の純負債15.43億ドルから49.5%減と大幅に減少した。これは、アサルコ社以外の負債減少額3.36億ドルに加え、アサルコ社の米破産法申請による4.43億ドルの解消による。
また、GM社の今期の主要非鉄金属生産量は、銅185.8千t(前年同期比14.5%減)、モリブデン3.8千t(同9.3%増)、亜鉛37.0千t(同14.3%増)、金264.0kg(同6.9%増)、銀141.7千kg(同6.1%減)であった。
