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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2005年11月7日 シドニー 久保田博志

豪州・Fortescue社、Mt.Newman鉄道利用交渉へ

 Fortescue社(本社パース)は、西オーストラリア州Pilbara地域のBHP Billiton 社所有のMt.Newman 鉄道にアクセスする交渉権を得たと述べた。Fortescue社は、公正取引審議会(National Competition Council)に申し立てをしており、公正取引審議会は、Mt.Newman 鉄道の利用に関して、Fortescue 社はBHP Billitonと交渉ができると勧告した。
 最終勧告は2006年の1月になされるが、BHP Billitonはこの決定を覆す自信があると述べた。というのは、鉄道のオープン利用は、将来の鉱山開発が遅れることになるだけでなく、システムの複雑さによって投資のインセンティブがなくなると言っている。それは、Qld州の石炭ターミナルのボトルネックの例をみればわかることと指摘する。
 Fortescue 社のMindy Mindy鉱床はMt.Newman鉄道の東南に位置する。この鉱床はFortescue社が自力で鉄道インフラを整備しようとしている主力のChichester Rangesプロジェクトと比較すると小さいが、この地域で鉄道にアクセスできるとなると、ジュニア企業による探査に拍車がかかることになる。
 西オーストラリアの鉄鉱石は、生産量の約40%がMt.Newman鉄道で運ばれている。

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