ニュース・フラッシュ
2005年11月8日
サンティアゴ
中山 健
2005年チリ鉱業セクター国庫納入額66億ドルに、COCHILCO予測
10月24日付け地元紙等によると、COCHILCO Cartagena副総裁は、2005年鉱業セクター全体で66億ドルを国庫に納入することになるだろうと語った。COCHLCOは2005年7月に平均銅価格を1.46USドル/lbと予測して国庫納入額を61億ドルと見積もっていたが、平均銅価格が1.60~1.65USドル/lbになることが明らかになってきたことから、更に5億ドル増加して66億ドルになると修正した。この内訳は、CODELCOの余剰金(軍への拠出金、法人所得税および純利益)が48億ドル、民間企業の法人所得税が18億ドルである。この額は国家予算の1/4以上に相当し、2004年納入額と併せると鉱業セクターがそれまでの10年間に納入した額に相当する。また2004年の国庫納入額は、43億ドルであったが、2006年も銅価が1.31USドル/lb以上を維持し、モリブデンも現在のレベルで推移すれば、2004~2006年で150億ドルを納入することになる。
