ベネズエラ・Choco 10金山がフル操業レベルに到達

　地元業界紙(11月3日付)等によると、Bolivar Gold社(カナダ)は、同社が95%の権益を保有し2005年2月に試験採掘を開始したChoco 10金山(ベネズエラ東部Bolivar州)が、予定より約半年遅れでフル操業レベルに達したと発表した。
　これによると、遅延の原因は商業生産に必要な政府許可の発給が7月末まで遅れ、商業生産の開始が8月にずれ込んだ事が主因だが、9月にはフル操業レベル(粗鉱処理量5.4千t/日)に達した。
　2005年の産金量は6万ozを予定しているが、通年のフル操業を予定する2006年は産金量14万oz(キャッシュ生産コスト145ドル/oz)を計画している。
　また、粗鉱処理量を1～2万t/日に増やす施設拡張に係わる調査結果を11月中に発表する予定で、これが実現すると産金量25～45万oz/年の南米でも有数の金山となる。