ニュース・フラッシュ
2005年11月11日
シドニー
久保田博志
Lafayette社、フィリピンの環境問題で操業停止
Lafayette Mining Limited(本社メルボルン)は、11月10日、Rapu Rapu鉱山(フィリピン)の排水が河川を汚染したことに関連して、排水事故の調査の間、同鉱山の操業を停止することを明らかにした。
問題の排水は、10月11日、11月1日の2回行われた。最初は金処理施設から低濃度のシアン化合物を含む5m3の汚染物質を、2回目は大雨の際に行われた。Environment Management Bureauの分析では排水のシアン濃度は0.1ppmであったが、河川でのシアン濃度は基準を満たしているとのことである。(*1)
同鉱山は、年間銅1万t・亜鉛1.4万t(精鉱中)、金50,000oz・銀600,000ozの生産予定の外資プロジェクト(14億P)。今回の事故は操業当初の金回収からベースメタル回収へ操業の転換時期に発生したもの。
(*1) The Philippine Department of Environment and Natural Resourcesのシアン濃度基準は0.05ppm
