ニュース・フラッシュ
2005年11月12日
メキシコ
権藤 浩
メキシコ・ヌエストラ・セニョーラ多金属鉱山で推定埋蔵鉱量1.2百万tを捕捉
バンクーバーに本社を置くスコーピオ(Scorpio Mining)社HP等によると、同社は、100%権益保有するヌエストラ・セニョーラ多金属鉱鉱山(現有鉱区面積133.6km2、追加登録中20.1km2)で、最初の推定埋蔵鉱量1.2百万tを捕捉したと発表した。
同鉱山は、メキシコ・シナロア州マサトラン市南東170kmに位置し、同社のメキシコ現地法人ミネラ・コサラ(Minera Cosala)社が権益を100%保有する。
スコーピオ社は、地表試錐を総延長9,556m、孔数46本、坑内試錐を総延長7,095m、孔数29本を実施し、そのデータを、コンサルタント会社Chlumsky Armbrust and Meyer(CAM)へ解析委託した。その結果、平均品位が銀219.10g/t、亜鉛3.79%、銅1.23%、鉛1.13%、金0.25g/t、推定埋蔵鉱量1.2百万t(鉱石価値50ドル/t、金属価格は銀6.50ドル/oz、亜鉛0.5ドル/lb、銅1.2ドル/lb、鉛0.35ドル/lb、金400ドル/ozで算出)であった。
同社ピーター・ハーレイ社長兼経理部長は、今回の評価結果は、最近の試錐探査により把握された鉱化作用交差部等のデータが含まれてなく、更なる総延長7,000mの試錐探査追加により、さらに埋蔵鉱量の増加が期待できるという。また、追加試錐が終了次第、FS評価を行い、最終的な採掘デザインを決定するという。
