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グアテマラ・フェニックス・フェロニッケル開発計画、2006年第2四半期末にFS終了
業界情報(11月18日付)等によると、バンクーバーに本社を置くスカイ(Skye Resources)社は、グアテマラのフェニックス・フェロニッケル開発計画のFS調査を、2006年第2四半期末までに終了予定と報じた。
同計画は、グアテマラ市北東170km、イサバル湖周辺に位置し、スカイ社89%とグアテマラ政府11%の共同権益によるJVプロジェクトである。
スカイ社イアン・オースティンCEOによると、同社は、2004年にカナダ・インコ社保有の同鉱区権益70%を買収し、極力早い生産開始に向けて精力的に取組んでいると説明する。
現FS調査結果では、フェロニッケル年産22.6千tであり、今後、20年以上放置の旧プラントを改良し、初期生産量11.3千t/年、その後2倍に拡大する。2006年第1四半期には、150MW石炭及び石油コークス火力発電所(消費コスト1時間当り35ドル/MW)建設と電力購入とのコスト比較をする。また、2005年4月から開始した試錐探査は、現在1,000孔、総延長25,000mを完工、2006年第1四半期には総延長40,000mの試錐を終了し、資源埋蔵量を把握するという。
スカイ社は、10月にグアテマラ環境省に対して、従前インコ社の保有した探鉱権ライセンスを25年間有効な採掘権ライセンスに変更する鉱区権変更を、ローカル共同体の合意を得て、環境影響評価書と共に申請している。
