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- 鉱種:
- 金 ベースメタル
コロンビア・Angostura金鉱床探鉱開発プロジェクトの現状
メデジン市で開催された第1回国際鉱業見本市において、Greystar Resources社(加)社長は、同社が同国中北部のSandander地域で進めるAngostura金鉱床探鉱開発プロジェクトの現状と今後の見通しについて発表した。
これによると、本鉱床は大型の鉱脈型金鉱床で、1995年の調査開始以来、2005年7月までに約11万mのボーリング、約1,500mの 坑道探鉱等を行い、600以上の鉱脈を把握し、この結果、金量5.8百万oz(平均品位1.2g/t)を確認した他、4.5百万oz(同1.1g/t)の推定金量を有する。更に周辺への探鉱余地も大きく、来年半ばまでに6~7万mの追加ボーリング等を行い、その後、2006年下期にF/S調査(投資予定額7百万ドル)を計画している。現在、年産金量10tクラスの露天掘金山を想定し、2008年内の操業開始を目指している。
なお、コロンビアは産金国(2005年生産実績47t)だが、砂金鉱床等を対象とした小規模採掘が多く、最大金山会社の産金量でも年産2t程度と少ないことから、同国初の本格金山になる可能性が大きい本プロジェクトに対する注目度は高く、とくに鉱業振興に力点を置く政府鉱業関係者の期待は大きい。
