ニュース・フラッシュ
2005年11月22日
シドニー
永井正博
BHP Billiton社、豪州・オリンピックダム鉱山拡張へ
BHP Billiton社は、Olympic Dam鉱山の生産を4倍にするという銅生産年間100万tの計画を連邦政府と州政府に対し承認を求めている。
当初は、銅生産50万tとし、次に100万tに拡張するとしている。これが実現すれば世界最大の銅とウラン鉱山となる。また、BHP Billiton社は、環境影響報告書を50億豪ドルの拡張計画の中で準備している。ウランの生産は、アデレードの500km北にあるRoxby Downs鉱山で3万tの増加を計画している。
BHP Billitonの役員であるRoger Higgins氏は拡張のため、最初に電力、燃料、水、労働力の不足の問題を解決すべきであると述べた。水の供給は、Murray Riverからのパイプラインが鉱山への一つのオプションと考えられる。他のオプションとしては、Great Artesian Basinからの取水の増加、Olympic Damの近くの帯水層の発見、Spencer Gulf北方の海岸に淡水化プラントを建設することである。Higgins氏は、州と連邦政府は淡水化プラントの建設に投資することを考えるべきだと述べた。
