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ニュース・フラッシュ

鉱種:
アルミニウム/ボーキサイト
2005年11月24日 シドニー 永井正博

BHP Billiton社、豪州・Worsleyアルミナ・アルミニウム製錬設備拡張

 BHP Billiton社は、中国の需要に対応するため、次の4年間に27億豪ドルをアルミナとアルミニウム製錬所の能力拡大に使う計画を公表した。
 BHP Billiton 社は、西オーストラリア州のWorsleyアルミナ製錬所拡張の900百万豪ドルのフィジビリティスタディを進めており、2006年10月には建設に取り掛かるとしている。もし、このプロジェクトが実行されれば、ライバルのAlcoa社の、Wagerupアルミナ製錬所の拡張計画を延期させることができるとみている。
 また、36%のシェアを持つブラジルのAlumarアルミナ製錬所の拡張のために、524百万豪ドル投資する計画である。これは製錬所の能力を年間3.5百万tと倍以上にする。さらに、新しいボーキサイト鉱山の開発を通じてスリナムのParanamアルミナ製錬所に供給を継続する計画である。
 これらの計画は、中国の急速な都市化がアルミニウムの長期的な需要を支えるという将来見込みが動機付けになっている。同社は、アルミニウム需要が今から2010年まで5%以上成長するとみている。

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