Avocet社、Idenburg金探鉱に本格参入

　英国鉱山企業Avocet Miningは21日、インドネシア・イリアンジャヤのIdenburg地区で実施中のボーリング調査において高品位金鉱化帯を捕捉したことを明らかにした。同社は12月までに探鉱費250万USドルを投じることで現地法人PT Iriana Mutiara Idenburg(PT IMI)の株式51%を保有する権利を有する。PT IMIは第6次世代COWをインドネシア政府から取得し、Idenburg地区108,600haの探査・採掘権を有する。
　Avocet社は、Sua探鉱区で10本延べ1,373mのボーリング調査を行い、9本で優勢な含金石英脈を捕捉し、そのうちKSD002孔では脈幅1.6m、金品位52.5g/t、KSD010孔では脈幅3m、品位17.7g/tなどと発表した。イリアンジャヤには金生産量で世界最大のGrasberg、パプアニューギニアにはPorgera鉱山がある。Idenburg探鉱区はその中間に位置する。
　Avocet社は、マレーシアにPenjom金鉱山(権益100%)とタジキスタンにZeravshan金鉱山(75%)を所有し、インドネシアの北Lanut金鉱山(80%)を所有している。