チリ銅委員会、2006年の銅平均価格を146～150￠／lbに上方修正

　業界誌等によると、チリ銅委員会(COCHILCO)は、2006年の銅平均価格を最近の2ドル付近の高値を勘案し、当初の126～130￠/lbから146～150￠/lbに上方修正した。COCHILCO副総裁は、今後、銅の需給バランスは、若干の供給過剰となるが、現在の歴史的な低水準の在庫が本格的に回復するほどではなく、銅価格は、しばらく高水準を維持し、その後徐々に軟化するとの見方を示している。
　COCHILCOは、2005年の需給バランスは9.1万ｔの供給不足となるが、2006年は14.9万ｔの供給過剰に転じ、2007年はほぼバランスすると見ている。