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ニュース・フラッシュ

2005年11月29日 シドニー 永井正博

在豪州中国大使、ウラン取引に言及

 在豪州中国大使、Mrs Fu Yingは、中国はウラン資源が軍事用にも必要ではあるが、国内電力需要にウラン輸入が必要になるだろうと述べた。あわせて、豪州の鉄鉱石と石炭の生産者は、価格高騰がもたらす結果をよく考慮すべきだと述べた。
 中国は、2020年までに原子力の発電能力を2倍にし、電力供給の4%とすることを計画している。ウラン輸入は、平和利用に限ることを保証するという取り決めは両国政府で話し合われるとしている。大使は既に多くの鉱山を訪れ、豪州はウラン鉱山の非常に高い能力と管理システムを持っていると確信している。
 中国は、2005年に鉄鉱石価格が71.5%も上がったのは異常であり、中国の各社にとって痛烈な教訓となったことから、ある商品を一社のみに依存することに慎重な姿勢を示している。

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