閉じる

ニュース・フラッシュ

2005年11月29日 シドニー 永井正博

豪州・Worsleyアルミナ精錬所拡張、環境局の承認

 BHP Billiton社は、西オーストラリア環境保護局(EPA)より、豪州最大となるWorsleyアルミナ精錬所拡張に関する環境承認を受けた。
 この承認は、建設が1年以内に始まり、Worsley精錬所が4.4百万tの生産能力となるための重要な一歩である。拡張されれば、現在世界最大のクイーンズランド・アルミナ精錬所を約60万t上回る。
 Worsley精錬所は、鉱業、復旧、輸送、処理の詳細な管理計画を含むEPAのすべての要求を守っていく意向。開発責任者のColin Agnew氏は、プロジェクトは社会経済的な利益と持続可能な開発の青写真を提供するであろうと述べた。
 西オーストラリアのアルミニウム産業は、世界最大のアルミニウム会社であるAlcoa社共々、労働者や地域社会の健康問題の原因となっているとの厳しい地域社会の批判を受けてきた。
 Alcoa社もまた、Wagerup精錬所の15億豪ドルに上る拡張計画のEPAの承認を求めている。2つのプロジェクトは西オーストラリアに4,000人の雇用を創出すると見込まれ、建設部門に圧力がかかっている。これらは西オーストラリアで最大の工業投資となる。

ページトップへ