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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2005年12月2日 アルマティ 酒田 剛

ロシアの東シベリア鉄道、Udokan鉱床近くまで支線を延長

 地元業界紙等によると、ロシア鉄道(RZD)の下部組織East-Siberian Railway(東シベリア鉄道)はBaikal-Amur(BAM)鉄道のNovaya Chara駅からChineiskoyeチタン・バナジウム鉱床まで延伸する42kmの支線を開業した。鉄道側によれば、開業は同鉱床の採掘・選鉱設備を建設するための資機材を運搬するのが目的で、2010年までには鉱石を年間500千t運搬できるようになると期待している。支線は1998年以来、同鉱床と近傍のUdokan銅鉱床とをBAM鉄道に接続させるため、RZDが85億ルーブル(約3億USドル)以上を投じて建設されたもので、2001年に一時的に使用されたものの、ほとんど利用が進まないまま機能を停止していた。Chineiskoye鉱床はロシア最大のチタン・バナジウム鉱床で、埋蔵量は15億t、全体の75%が露天採掘可能とされる。
 Udokan鉱床は、支線から13kmの距離に位置し、付近にはKatuginskoyeレアアース鉱床なども知られている。東シベリア鉄道をモスクワ市の下部組織だとする情報もある。

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